8月30日に直ったと思ったパワーウィンドーだが、9月1日に、また途中から下がらなくなる症状が再発したので、直すために助手席ドアの内張りを外してみた。
こちらの記事を参考に外そうとしてみたが、アシストグリップ部の下側のタッピングビスが見当たらない。年式によってビスの個数が違うのかと思い、内張りを力ずくで外そうと少々力を込めたものの、やっぱりどこかで止まっている雰囲気。よもやと思い、手を掛けるくぼんだ部分のフェルトを途中まで剥がすと、その中にビスが有った。
ビスを外し内張りの下側を手前に引くとピンが抜け、上にずらすと簡単にはずれた。ツィーターのコネクタも外せれば良かったのだけれど、固くて外れなかったので、とりあえずドアに立てかけて作業を進めた。
ガラスの引き込み口に沿って覗き込むとこんな感じ:
写真の左右に有るコの字型のレールの中にはグリスがそれなりに詰まっている。右側はちょっと固まり気味だけれど。
写真の右端のパーツの裏側に、モーターからのワイヤがかかっているプーリーが有り、その周辺にはグリスが無かったのでたっぷり付けてみた。その状態でパワーウィンドーを上げ下げしてみると、そこそこ快調に動く。
それで直ったかと思い、内張りを仮組してドアを閉めた状態で上げ下げすると、また止まってしまう。
ひょっとすると思い、ドアを開けたままで確認すると止まらずに下までちゃんと下がる。
ということはドアを閉めたことによってレールの向きが微妙に変わり、動きが重くなってしまっているようだ。
確認のため、内張りを外し防水用のビニールも少し剥がして、レールを止めているナット(左のレールの上側1つと右のレールの上側2つ)を緩め、そのままパワーウィンドーを上げ下げすると、上がる時と下がる時でそれぞれ微妙に左右に振れる。ということは、やはりナットを止める位置に寄って負荷がかかる条件が有るようだ。
3つのボルトの位置を微妙に調整し、ドアを開けたり閉めたりしながら何度か確認して落ち着いた場所でナットを締める。最終的に、左右のレール直下のナットはきちんと締めたが、右のレール隣のプーリー側のナットは締めない方が確実に動くことを発見。緩んでナットが落ちないように、ガムテープでナットを固定して、内張りを仮組して再確認。ドアを閉めたまま十数回上げ下げしても大丈夫なことが確認できたので、内張りを本組みして元通りに。
ドアを閉めても開けてもパワーウィンドーがスムース動くことを確認して、本日の作業終了。
またいつ再発するか分からないけれど、内張りの外し方はマスターしたので、その時はまた調整してみようと思う。